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SPECIALIZED レポート6

2011年2月16日

初めての伊豆一周へ

今回は2泊3日で伊豆を1周予定だった。しかし日が近づくにつれ天気予報が悪くなってきた。松崎と下田の宿泊予約をキャンセルし、中伊豆に3泊予約して天気の様子を見ながら走ろうと決めた。しかし、それがそもそもの間違いでした。

伊豆の峠の標高について

中伊豆から伊豆半島の周回に出るのも帰るのもどこに行っても峠越え。もっと調べてから走行ルートを決めるべきだった。戸田ー戸田峠770mー修善寺 土肥-土肥峠574m-湯ヶ島 松崎-仁科峠900m-湯ヶ島 松崎-婆娑羅峠270m-下田 松崎-蛇石峠350m-大仁 伊豆高原-鹿路庭峠600m-修善寺 伊東-冷川峠360m-修善寺 宇佐美-亀石峠450m-大仁 下多賀-山伏峠510m-大仁 熱海-熱海峠620m-函南 修善寺-天城峠800m-河津

 

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[走行実績] 7:00吉原→8:00沼津18km→8:20狩野川放水路交差点27km→高低差0-200-30-130-0m→10:00戸田56km→0-260-50-200-10m→12:00土肥・昼食→10-70-10m→13:00宇久須84km→10-70-50-120-10m→14:00松崎100km→10-920→16:30仁科峠123km→920-130m→17:00湯ヶ島135km→130-30m→18:00長岡160km(泊)

 

結局、友人から借りる予定だった車が故障のため借りれず、電車で輪行で行くことになった。(当時はバイクしか所有していなかったため)といっても輪行は生まれて初めてのことで、前日の夜に輪行袋に自転車を入れる練習をしたが、なんとか収めることができた。しかし、3泊分の荷物を詰め込んだリュックは20kgを超えていた。少なくとも1日目はこの荷物を担いで走らなければならない。自分の体重73kg+20kgで自転車大丈夫かなぁ。確か自転車店のご主人は100kgまで大丈夫と言ってたよなぁ。あっ、ぎりぎりじゃん。(笑)

 

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朝5時34分の六合駅発、電車の先頭車両に乗り込んだ。電車の運転席のすぐ後ろに自転車を入れた輪行袋を自分の身体で押さえるように立った。平日のためか島田始発でも電車に乗る人が多く、座席はすぐにいっぱいになった。始発電車で通勤している人に、平日の朝イチから遊びに行く自分に少し後ろめたさを感じつつ、きょうの行程を考えていた。昨日から考えていたが結論が出ずきょうの今まで迷ってしまった。熱海まで輪行して東伊豆を走るか、沼津まで行って西伊豆を走るか、下田まで?、修善寺まで?と。自分の体力でいったいどれくらい走れるのだろうか。結局、車内が混んできて身動きが取れなくなるのは困ると思い、吉原で下りて海岸線沿いを進んで西伊豆から走ることを決め、吉原駅で降りた。そうして過酷な1日目は始まった。

 

吉原駅を降り自転車を組み、リュックを背負い自転車に乗った。計92kg大丈夫そうだ。駿河湾の堤防に出るとこれから走る西伊豆が見えた。あそこを超えていくわけか、遠いなあぁ、走っていけるるだろうか。焦る気持ちを抑えつつ、ひとこぎひとこぎ自転車を走らせていった。

 

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本当は宇久須から中伊豆に抜けるつもりでいた。その道を5kmほど走っていよいよ上り坂に入る場所で「この先災害復旧通行止め」の看板を発見。台風による土砂崩れの復旧工事中だった。実は国道から曲がるところに工事標識は出ていた。見落としていたのだ。この先松崎の手前からも道があるがそこも工事中だったらどうしよう。ここまで来たら戻れない行くしかないと覚悟を決めて走る、だんだん膝に違和感を感じてきた。やばい、こげなくなるかもしれない。

 

膝を心配しつつ、堂ヶ島を過ぎて仁科峠に向かう道を左折した。どうか道路工事標識がありませんように。しかし、願いも通じづ道路工事標識があった。「交互通行」の文字。よかったぁ、行ける。しかし膝が。高度が上がるにつれ膝に痛みを感じ始めた。のこりの距離を考えると歩くか。自転車を降りて歩き始めた。しばらく歩くと工事個所が見えてきた。向こう側からの車の通行を待って、自分の側の通行になると交通整理員の方が「つぎ~自転車~」と言うと、無線の向こうから「じ、自転車ぁ~!」と驚く声が。そりゃーそうだろうね、こんな山奥に自転車で来る人なんてなかなかいないだろうね。待たせるのも申し訳ないと小走りで走り抜けた。

 

なんとか仁科峠まで歩いて登りきった。しかし、さっきから路肩の雪が気になる。路面に残っていないのが奇跡。先日の雨が山では雪だったんだ。よくもそういう日に来たものだ。運がいいのか悪いのかよくわからない。仁科峠から西伊豆スカイラインを走ろうと思っていたが、既に上りをこぐ力は無かったので湯ヶ島に抜ける下る一方の道を選んだ。少し下っていくと雪解けの水で路面が濡れている。山の中は日当たりが悪く水浸し。後輪の水はねがお尻にあたる。雪解け水で冷たーい。のんびり走る時間の余裕も無く、寒さに耐え一気に下った。車に1台も出会わなかったことも奇跡だった。湯ヶ島のコンビニで熱い缶コーヒーと肉まんで暖をとり、長岡まで走りきった。朝7時から夜6時まで、よく走ったよ。160km。

 


2011年2月17日

前日の夜、携帯で天気予報を見ると、17日は伊豆のどこを走っても午後から雨。どこをどう走ろうか考えてあぐねて、なかなか寝付けなかった。第1案:下田まで輪行して南伊豆を走る。というこは仁科峠を越えて中伊豆へ帰るルート。無理だなぁ。第2案:熱海から下田に向かって走り、下田から輪行で帰るルート。帰りの電車は混むだろうなぁ。第3案:天城を抜け河津から伊東に向かってひた走る。伊東から修善寺に抜けて中伊豆に帰ってこよう。行けるところまでいって疲れたり雨が降ってきたら輪行で電車で帰ってくればいいや。結局行程を決めたのは、朝ぶろに入っている時だった。

 

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[走行実績] 6:30吉牛で朝食→7:00出発→7:30修善寺200m/10km→8:30湯ヶ島450m/20km→9:00道の駅天城越え450m/25km→9:30天城旧道入口550m/30km→10:00旧道天城トンネル700m/32km→10:00ループ協250m/40km→11:00河津・昼食10m/50km→12:30大川10m/70km→14:00大室山入口300m/80km→14:30大室山横400m/82km→15:00鹿路庭峠600m/85km→16:00長岡30m/110km

 

身支度を済ませ旅館を出たのは6時半前。駅近くに吉牛を発見、暖かい朝食を食べることができた。朝早くお店が開いててくれて助かります。修善寺からは狩野川沿いを走った。まあまあのアップダウンの連続で湯ヶ島に着く頃には朝食のエネルギーを使い果たしてしまった。この先は天城越えなのに、あえぎごえになってしまいそうだ。

 

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途中の自動販売機でカレーリゾットの缶ジュース?を見つけた。初めて見る缶ジュースを飲んでみたかったがきょうはいいにした。湯ヶ島から国道414号に入ると交通量が増え後ろから次々と来る車の気配を感じつつ、しかまずーっと上り坂なのでひとこぎひとこぎ慎重に、車体をふらつかせないように走った。時折来る大型観光バスに身を硬直させながら。左端の側溝に落ちないようもくもくと走った。きょうのテーマソングは「365歩のマーチ」一日一歩、三日で三歩、昨日の仁科峠に比べりゃペダルをこげるだけ幸せってもんよ。標高が上がるにつれ路肩の残雪が多くなってきた。出発から二時間半かけて天城峠旧道入口に着いた。

 

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よせばいいのに旧道に入ってみた。入口は雪が路肩にあるだけだったのに、砂利道を登っていくと雪国の風景になってしまった。当然走れないのでトンネルまで2km歩いた。試しに自転車を雪道に立ててみるとスタンドなしで立った。(笑) 車軸も雪だるまのようになっていた。国道のトンネルを通るより空いていて(というか通る車もいない)走りやすい。トンネルだけは雪が無いので走れた。きょうは荷物のほとんどを旅館に置いてきたし、カッパも朝から着ているので身軽で寒くもない。気持ちいいくらい。トンネルは照明がガス灯みたいで雰囲気がいい。少し和む。

 

トンネルを抜け少し歩いて下ると路面に雪が無くなってきた。良し走ろう。自転車にまたがると、まだ砂利道なのでパンクだけはさせないように慎重に走る。ようやく国道に出てトンネルを抜けるとループ橋の前に出た。ループ橋はむかし有料だったよね。自転車はいくらだったんだろう。車の流れを見て、隙間を狙って車線に入った。滑り止めの縦の溝が走りにくい。直径80mのループ橋を2回まわって下る。下りでよかったぁ。落車したら谷底だよね。怖ーい。駐停車禁止なので写真はありません。(笑) ループ橋を越えればあとは河津まで下り坂で楽ちん。河津さくらはもう散ってしまい葉桜になっていた。川まで下りて雪で泥だらけになった自転車を洗ってあげた。

 

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河津の国道135号の交差点で中華料理店を見つけ入った。メニューを見て醤油ラーメンとマーボー丼のセットを頼んだ。よくあるどちらか少ない量の料理と思いきや、普通サイズの両品が出てきた。二人前ってことだ。いやーこんなに食べれるかなぁ。なんとか完食したがきょうは重いリュックは無いが思い身体になってしまった。食べ過ぎ。

 

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河津から大川までは伊豆半島特有のアップダウンの連続。河津→今井浜→稲取→片浜→熱川→北川→大川と町がある分アップダウンがあると言っていいくらい。大川は唯一海沿いを走れる平坦な道でペダルをこぐ足にも力が入る。気持ちいいー。しかし車はもっと快適なため酢p-ドガ早い。気をつけねば。気持ちよく走っていると少しづつまた上り坂となり、伊豆高原の大室山入口の交差点までずーっと上り坂だった。人生、楽ありゃ、苦もあるなぁ。テーマソングは「水戸黄門」に変っていた。

 

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大室山入口から鹿路庭峠まで上り坂を上がり切れば、あとは中伊豆まで下りだけだと、今まで伊豆を車やバイクで何度も走りに来て知っていたので、もう一息だ。しかしそこまでが大変だった。歩いてはこぎ、こいでは歩く繰り返しでなかなか峠にたどり着かなかった。あとで知ったがこの鹿路庭峠、標高が600mもありこれなら伊東まで走って冷川峠を越えた方がまだ楽だった。しかも峠に近づくにつれまた雪、雪、雪~。幸いにも路面は除雪されているが、日陰は雪解け水で濡れている状態。今回の旅は幸美旅行だね。またお尻が冷たい。下りは一気に下る。明日は雨予報だから1日のんびり休もう。そう思いながら長岡に着いた。結局、小雨程度には降られたが1日無事に走れて良かった。すべてに感謝。

 


2011年2月18日

きのうの夜は雨音が部屋の中まで聞こえるほどの雨だったが、朝には雨は上がっていた。きょうは1日休養することにした。自転車も旅館に水道を借りて洗って、注油して手入れをした。気が付くと両方の手が赤く膨れ上がっている。結構力を入れてハンドルを握っていたんだね。2日間頑張ったのは足だけじゃないんだね。手もお疲れ様。でも意外と足もひざも背筋もどこも痛くない。まだ帰りもあるので緊張しているのかも。

 


2011年2月19日

きょうはいよいよ島田まで帰る日だ。輪行で帰ることも考えたが、上り坂も無いし風も無いようなので自走で帰ることにした。雨カッパや着替えなどの必要ないものやお土産は宅配便で自宅に送ったので身軽だしね。旅館を出てから狩野川沿いを快調に走っていたら三島の柿田川公園まで行ってしまった。遠まわり過ぎ。

 

[走行実績] 9:00長岡旅館出発→11:00国道1号富士川橋30km→12:00由比旧道入口50km→13:00清水大曲60km→15:00宇津ノ谷80km→17:00自宅105km

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三島から富士までは旧国道1号を走った。路側帯も広いし走りやすい。富士から富士川までは国道1号バイパスを走った。富士川を越えてから川の堤防沿いに海まで下り、海沿いに由比まで走れる。途中迂回して再び海沿いに走ると興津からは旧国道を走り清水、静岡とバイク店に寄り道しながら帰ったが、17時には自宅に着いた。

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SPECIALIZED レポート7

2011年3月4日

側溝注意!初パンク

今月12日の「遠州のんびりサイクリング」のイベントを控え、きょうはちょっと走ってこようと、静岡空港への上り坂に挑戦した。以前は200mくらい進んだところで帰ってきてしまったが、伊豆の山を越えてきた実績から行けるんじゃないかと上り始めた。しかし、ずーっと先まで道が見えている上り坂はキツイ。でも一回も休まずに上れたよ。空港で磐田牧場牛乳とハウス食品のひとくちカレーをお土産に買い、県道を吉田町側に下り追い風にも助けられて一気に走った。

 

吉田インター付近から片側2車線の道路なので車のスピードも速いから歩道の方が安全だと判断して歩道を走った。でもロードバイクにとって歩道は段差が多くて走りにくいんだよね。歩道のつなぎ目の度にブレーキをかけ減速し縁石の角でタイヤがパンクしないように気を配らなければならない。ふと見ると歩道の左端の側溝のふたの上を走るほうが段差が少ないことがわかり、その上を走っていった。

 

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路面から目を外し景色を見ながら走った瞬間、ザザーというこする音とともにハンドルが効かなくなってしまった。側溝の蓋の隙間にタイヤがはまってしまったのだ。うわー。パンッという音とともに前輪のタイヤがリムだけで走ってる感覚に変った。倒れると思った瞬間、前方に高さ50cmくらいの植木のコンクリート囲みが見え、このまま倒れると自転車に大きなダメージを与えてしまうと思い、自転車をかばうように自分の身体を植木に預け止まった。ウインドブレーカーを着ていたので擦り傷もの無く、自転車も助かった。しかし、タイヤサイドはボロボロで、ハンドルは45°くらい曲がってしまった。ま、ハンドルは元に戻せるとして、タイヤは交換かなぁ。家まであと2kmくらいだから歩いて帰った。伊豆でもよく歩いたなぁ。

 

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SPECIALIZED レポート8

2011年4月17日

島田から千頭へ3人旅

きょうは、自転車仲間ふたりと千頭まで走りに行くことになった。ふたりともいろんなヒルクライム(上るオンリーの自転車競技会)に参加するほどのつわものでついて行けるか心配。9:00にスタートし国道1号を金谷に向かう。自分としてはトップスピードの30キロで先頭を走ったが、後ろの二人の気配というか殺気すら感じる走り。金谷では「先頭は風があって大変でしょう。変わりまーす。」と言われてあっさり抜かれた。その先はずーっと二入が先に走って待っててくれるの繰り返し。さすがだわ。千頭まで先に行かれたら二時間は待っててもらったなこりゃ。千頭には11:40に到着。「たんみ」でお蕎麦を食べて帰った。片道50km、往復100km。

 

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SPECIALIZED レポート9

2011年5月

島田~千頭~静岡へ

きょうは千頭から静岡に抜ける道を通って一周まるように走ろうと思い、前日バイクで下見をした。どっち周りがいいか考えながら下見をした結果、静岡から上ると道幅が狭いため上るより下るほうが安全と判断し、千頭から静岡に回る方向で走ることにした。

 

朝6時に自宅を出発。もう5月だというのに朝はまだ冷え込む。グローブの先から出ている指が冷たい。ゆうべ、古いバイク用グローブの指先を切って作ったものだ。元はバイク用のため素材が厚くクッション性がいい。行きは金谷側から上がるいつものコース。地蔵峠を越えれば、あとはちょいちょいの上り坂があるだけ。きょうは千頭に行ってから富士見峠まで上りだ。こんな手前でへばってちゃあいかん。千頭到着9:30。

 

 

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千頭の「えびす屋」さんで世間話をしながらひと休みして10:00に出発した。千頭大橋を渡り、ガソリンスタンドを右折、その先を左に曲がって旧道を通っててみることにした。車も人も通行する気配すらない。倒木はあるし、道路の補修もされてないので路面のひび割れや、土砂まじりの部分もある。下りには絶対不向き。獣か何か出てきそうな雰囲気で怖くて、おかげで斜度12%の上り坂も延々と上り馬路端まで休まずに行くことができた。

 

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馬道橋で長めの休憩をとり出発した。ここからしばらく狭い道が続くので一気に登りきりたい。しかし、今までの元気はどこえやら、10mほど進むとこぐ力が出ない。歩く力もでない。少し休憩し走り始めるとまた走れなくなってしまう。これが世にいう「ハンガーノック」かぁ。そういえば、朝出発してコンビニのコロッケパンを食べてから何も食べてなかった。補給食も買ってきてない。峠の茶屋まで頑張るしかない。

 

1時間半かけてようやく峠の茶屋に着いた。お腹が空いたというより燃料切れ。食べるというより、身体に染み入る感じで天ぷらうどんとおでんを注入した。峠からは下りの狭い道をスリル満点に下った。国道1号の宇津ノ谷トンネルを通って帰宅した。サイクルメーターは120km。千頭まで大井川沿いを走っても、富士見峠経由で静岡側から走っても距離は同じであることがわかった。地図で見るとどうみても静岡まわりが遠いと思うんだけど、大井川がくねくね蛇行してるってことだね。

 

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