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SPECIALIZED レポート10

2011年10月16日

駿河湾フェリー帰り

清水まで友人の車に乗せてもらって、密かに計画していたルートを実行する時がきた。清水から西伊豆まで海沿いに走って、土肥からフェリーに乗って帰ってくるというルート。一緒に行こうと何人かを誘ったが誰も首を縦に振る人は居なかった。

 

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朝8:30清水をスタートし、興津、由比と快調に進んでいく。久々の遠出なので膝がもつか心配だが、14:40土肥港発のフェリーに乗るべくペダルをこぐ足に力が入る。興津から国道1号の海側の太平洋岸自転車道を走って行く。風は西風、追い風なのでペダルも軽く快調に走り10:00には富士川河口に着いた。ここまで30km。そこから国道まで堤防沿いを走り橋を渡り再び河口まで下り海の堤防の道に出る。左には富士山、右には駿河湾を見ながら気持ちよく走る。

 

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田子の浦の海沿いの先端にはきれいに整備された公園があり、ここまで車で来てここを中心に走ってもいいかもね。そこからは田子の浦港をぐるって迂回して吉原の海岸に出る。あとは沼津まで海岸線を走って行ける。ところがここからなぜか風向きが変わり、右前方よりの向かい風になった。堤防の道は風をさえぎるものも無くキツイ。無心で前方を見て走った。10:50沼津港に到着した。ここまで50km。

 

おむすびと菓子パンを買ってきたので、沼津港の食堂街で食べるつもりはなかったが、「新装開店・回転ずし」の看板に目を引かれた。お店の開店まであと10分。自分にしては珍しく待った。回転寿司は自分で食べれる分だけ食べればいいと思っていたが、見てると目が欲しくなってお腹の具合を考えず、結果して食べ過ぎてしまった。重いお腹を抱えながらこれから西伊豆の山々に臨まなければならない。厳しーい。

 

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11:30ようやく昼食を終え、重くなったお腹を抱えて走り出した。沼津市内の狭い道を抜け、12:00に狩野川放水路交差点に到着した。ここまで60km。12:30大瀬崎到着70km。ここから上り坂が続く。 0m→4km→300m→2km→150m→2km→250m→2km→0m 13:30戸田へ到着80km。時間が無いフェリー出航まであと約1時間。 景色を楽しむ余裕などない。回転ずしをのんびり食べたことを悔やんだ。 0m→5km→300m→2km→200m→3km→300m→2km→0m 土肥港までの最後の下りで入港するフェリーが見えた。

 

あと20分。下りでも必死にペダルこいだ。下り終えると「土肥まであと2km」の標識。あと15分。間に合うか?。平坦な道路が上り坂に感じる。ぐおーっ!たぶん心のなかでそう叫んで走っていた。14:30土肥に到着95km。フェリー乗り場まであと1km。そして最後の上り。ひー。着いたぁ。乗り場係の方が「乗る?」という手振り。すかさず「乗る」と手振りで返し。券売所に飛び込んだ。時計を見ると14;35、5分前の到着だった。大人2,200円、自転車500円。フェリー内では自転車を丁寧に毛布を巻いて固定してくれた。安心。

 

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SPECIALIZED レポート11

浜名湖一周行き帰り

2012年3月24日(1日目)

3月24日6時起床。ようやく上がった雨に安心して、きょうは10時頃出発すればいいからもうひと眠りしようかと思うけど、わくわくして眠れなーい。しかたないので朝から自転車を手入れしていると、家族から「うるさーい」の声。こっそり、静かにやる。8時に朝食をとり、待ちきれず9時に家を出た。今日は前泊して、明日の浜名湖一周イベントへ参加する。その翌日は浜松から太平洋岸自転車道路を走って帰る予定。初めてのイベント参加に心躍る思いでいた。

 

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近所の路地を出て広い道に出たとたん、ものすごい西風。きょうは西に約60km移動するのにこの風は大変なことになると予感した。最短距離を行こうと国道1号を西に向かうが、強風のため時速10kmくらいしかスピードが出ない。これじゃあ6時間かかるなぁってホントに6時間かかりました。(笑) どうせ時間がかかるならと銀行に寄ったり、郵便局に寄ったり、バイク屋に寄ったりした。風が強くて冷たいので、自転車をこいでもこいでも身体が温まらない。ヒートテックは着てきたが身体が干からびていては暖かくならない。袋井の天神屋さんでキツネうどんに天ぷらを乗せて食べて温まった。これで少しは身体の水分で暖かくなった。13:00天竜川に着いた35km。

 

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浜松駅に車で行く道のりはわかるけど、自転車であの大きな交差点(東名浜松IC取付道路と国道1号との)をどうやって超えるのか不安だった。しかし行ってみると歩道橋をひとつ超えるだけで通過できた。なーんだ簡単だった。14:00浜松駅50km。浜松駅周辺は大きなビル群のおかげで風当たりも弱く快適に走ることができた。弁天までも旧道を行けば家や木々で風を避けられると企んでいたが、道を間違えて浜名バイパス入口に出てしまった。弁天まであと5km、向かい風真正面。時速5kmの速度でしか進まない。15:30弁天到着。70km

 


2012年3月25日(2日目)

朝6時起床。前日コンビニで買ったサンドイッチで朝食。6:30出発。会場に向かう。寒い。西の空の雲行きが心配だ。しぐれでも降ってきそうなくらい寒い。7時に会場入りして受付を済ませる。写真のようなゼッケンの付いたビブスを配布され着た。とにかく寒いので早くスタートして走りたい。走れば少しは暖かくなるから。しかしゼッケン番号の若い順からスタートしていくので自分の番号順が待ち遠い。

 

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やっと順番がきた。スタートして走って行くと何やら10人ぐらいの集団が固まっているので、何か故障かなぁーと通り過ぎると自分の自転車クラブのメンバーだった。慌てて戻って集団に入った。このイベントはレースではないので仲間でまとまって走ろうということだ。メンバーが全員集まったので走り始めたが、私以外は健脚なメンバーばかりで果たしてついて行けるかどうか、一番しんがりを走る。

 

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前半は浜名湖に沿って走るので気持ちいはずだが、冷たい西風のおかげて修行のようだ。おかげで一心不乱に走れる。途中、浜名湖の波しぶきがかかるところさえある。路面に水たまりのあるところも。しかし今回の自転車は旅行使用に改造したトレック号。手製のキャリアに荷物を積んでリュックは小さめ。タイヤは太めの700c×28。泥除けもつけてあるので水たまりの泥跳ねの心配も無し。

 

この自転車道、数週間前に一部のメンバーで下見に走りに来たが、その時は気づかなかった。今回のように大集団で走るとなかなか前方が見づらく、途中ところどころにある車止めのポールが確認しづらい。案の定ぶつかったり、当てたりしてる人を数台見た。気をつけねば。お昼は気賀小学校の校庭で食べた。気温がまだ上がらないので頂いた豚汁が身体に染みる。メンバーの変速機の具合が悪いらしくオイルが無いかと尋ねられたが、持ってこなかった。工具は一式持ってきたがオイルかぁ。確かに雨に濡れたりすれば整備には必要だ。次回は用意しよう。昼過ぎにこのコース最大斜度の山を越えて浜名湖西側のコースに入るがこの上り坂がキツかった。

 

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浜名湖西側のコースは、ほぼほぼ車道を走るのでひたすら走った。スタート地点に戻ってゴール。なんとか完走した。ゴール後に頂いた甘酒も美味しかった。しかし、これで終わりではない。ここから弁天島の今夜の宿まで自走しなければならない。疲れた身体に鞭打って残り10kmを激走した。夜はメンバーで慰労会。でも自分は明日もあるので早々に就寝した。どちらかというと明日がメインかもしれない。


2012年3月26日(3日目)

朝5時、早起きの仲間は朝風呂に行っているようだ。大部屋のいくつかの布団が空いている。でも自分はきょう自走で帰る計画をしているので、のんびりお風呂に入ってはいられない。今回のイベントの計画幹事をみつけて先に帰ることを説明してホテルを後にした。意外と足腰痛くないじゃん俺。でも最近は二日三日後に痛みが出る時が多いので今のうちに走って帰るか。きょうは西風も味方につけて楽々走って行ける、はずだった。

 

ホテルを出て弁天島を通り南下し海の堤防を走ろうとしたが、浜名バイパスの基礎に行く手を阻まれなかなか越えられなかった。しかたなくバイパス道路沿いの側道みたいなところを走った。道路ができた頃はいい道だったどろうが、今は松の根があちこち盛り上がり、舗装路面がデコボコ。ポンポン車体が上下するくらい。自転車が走れる状態ではない。

 

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ようやくデコボコ道路が終わり、海の堤防道路に出た。しかし未舗装の道路だった。しかし踏み固められているのでまあまあ走れる。さっきのデコボコ道路に比べたら全然らく。防風林に囲まれているので周りが見えずどこを走っているのかさっぱりわからない。西風の応援も無い。タイヤをパンクさせないように前輪の前に集中して淡々と走っていた。ようやく前が開けた。どこかの川の河口だった。北側にアクトタワーが見える。走り続けると中田島砂丘に着いた。まだまだ浜松市内。浜岡は遠い。

 

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ついに太平洋岸自転車道路の入口を見つけた。ここまで遠かった。あとはこの道路沿い走って行けば浜岡まで行けるはずだ。と思うと同時に安心した。安心したらお腹が空いた。途中のコンビニで買った菓子パンを食べた。熱かった缶コーヒーも冷めていた。

 

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浜岡砂丘に近づくにつれ、砂丘に飲まれている道路が多くなってきた。場所によっては50cm以上も飲まれている。砂の道路は滑ってまったく走れない。しかも砂がチェーンやギヤのオイルでくっついてきてしまう。海砂だからほっておくと錆びてしまう。海沿いの太平洋岸自転車道は浜岡砂丘で終わりなので、内陸の国道150号の幹線道路を走ることにした。御前崎に行くのもやめた。

 

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国道150号のラーメンショップのこってりラーメンで腹ごしらえした。ここまで70km。あとは知ってる道なので気持ちも楽になる。途中で旧軽便鉄道のトンネルを見つけた。自転車の旅はこういう発見があるから楽しい。

 

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